若いあなた達に

 今から58年前、東京の片田舎にある大学に入学しました。東京オリンピックの翌年で街は活気に満ちてました。第一志望の学校に落ち希望する学校ではありませんでしたが東京での一人暮らしに夢は広がりました。しかし、違う意味でのカルチュァショックもありました。当時、東京と言えどもまだ学校の周囲には畑が広がり下肥が使われたりしていました。尾籠な話で恐縮ですがその懐かしい匂いに妙に安心したものでした。

 私は両親の援助で学校を卒業し職を得て定年まで働くことができました。今更ながらに両親に感謝です。

 旅立ちの季節、卒業や進学の話題に触れると若いあなた達にエールをおくりたくなります。これから行く道に幸多きことを祈ります。

 

ハレの日に

 中学校の卒業式の帰りらしい何組かの親子連れに出会いました。

 どの顔も晴れやかで見ているだけで胸がいっぱいになりました。これからの人生には幾多の困難が待ち受けているでしょうが、へこたれないで進んでほしいと心から思いました。

                        涙もろくなった老人

 

八代亜紀の死を悼む

 八代亜紀の訃報に驚いた。

 職場の同僚に熱烈な八代ファンがいて誘われて取手市のコンサートに行ったのが「雨の慕情」のヒットの頃、以来私も彼女を応援する一人になった。演歌のみならず幅広いジャンルの音楽を彼女の感性で表現する姿にはいつも感銘を受け彼女の出演する番組は必ず観るようにしていた。

 心からご冥福を祈りたい。

氏神様の鏡餅

 氏神様の社に正月用の小さな鏡餅をお供えしたのが昨年の12月28日。でも、この時は直ぐにさげて元日に改めてお供えした。というのは、例年お供えするとどこかで見ているカラスが必ず持って行ってしまうからだ。果たして・・・

今年もそうだった。

これまではいまいましく思ったものだが、カラスが私に代わって天の年神様に届けてくれたと思えるようになった。めでたし、めでたし。良い年になりそうだ。

 

山茶花咲く

 11月8日は立冬。七十二候初候に「山茶始めて開く」とあります。

 その時を待っていたかのように我家の山茶花がピンクの花を咲かせました。何十年か前に父が植えたものです。狭い敷地なので色々な樹木をバランスを考えて植えることは無理だったようですが、父は思い立っては色々な苗を植えました。それらが今季節の移ろいを教えてくれます。少しすると紅葉が赤くなります。今年も柚子が沢山実をつけています。冬至には「ゆず湯」に使います。


f:id:kasumi-renkon:20231124152617j:image

遠花火

  その1

 今夜は土浦市の花火大会である。花火の思い出はたくさんある。と言っても

 これからの話は母から聞いた話だ。私が3歳くらいの頃父が懇意にしていた方か

 ら桟敷席への招待券をいただいた。席を見つけゆっくり観られると一息つくと

 同時に花火があがり頭の上で見事に開いた。途端に私は大泣き、どうしても泣

  き止まず、仕方なく早々に帰るはめになったという。

  その2

  私の家から土浦市までの距離は4里と言った。霞ヶ浦湖畔で打ち上げる花火は

 家からも見えた。子ども達は良く見渡せる高台に急ごしらえの桟敷を作り大人達

 も集まって「遠花火」を楽しんだ。70年も前の思い出だ。

 

 

 

吾亦紅

 仲秋の名月にすすきと一緒に吾亦紅をお供えしようとしましたが見つかりませんでした。

 昨日夕方、いつもの散歩コースで花を見つけました。花と言うには寂しげな雰囲気ですがなぜか私はこの花が好きです。

 すぎやままさとの「吾亦紅」を久しぶりに聴きました。母を思い出し少し切なくなりました。


f:id:kasumi-renkon:20231030112753j:image