我が家の周りは典型的な田舎の風景が広がる。秋の取り入れが済んだ田圃はひつじ田となった。先日は田の管理一切をお願いしている方から新米が届いた。
毎年繰り返される変哲もない季節の移ろいが、老人となった私には今の季節特に物悲しさを感じる。
そんな時、思い出すのが祖母と過ごした幼き日のことだ。明治生まれの祖母は気丈な人だった。そして何でも知っていた。今考えると科学的な根拠は無いと考えるが、地震があると今の時間の地震はこれから「風」とか「雨」とかよく天気を読んでいた。それは、子どもながらに良く当たっていたようにも感じた。
今でも家族に話して笑われるが、アブは「ボーン?」と飛んでくるので「お盆」まで、蚊は「ヒガーン」と飛ぶので「お彼岸」まで・・・・今年はお彼岸でも我が家はやぶ蚊が元気だがほぼ当たっていると思う。